(1) 用途に応じて普通合板と特殊合板に分けられます。
(2) 普通合板はⅠ種合板、Ⅱ種合板、Ⅲ種合板に分けられ、それぞれ耐候性、耐水性、耐湿性があります。
(3) 普通合板は表面の研磨の有無により未研磨板と研磨板に分けられます。
(4) 樹種により針葉樹合板と広葉樹合板に分けられます。
一般合板の分類・特徴・適用範囲
| クラス I (NQF) 耐候性および耐沸騰水性合板 | WPB | 耐久性があり、煮沸やスチーム処理に強く、抗菌性もあります。フェノール樹脂系接着剤または同等の特性を有する高品質合成樹脂系接着剤を使用 | アウトドア | 航空、船舶、車両、包装、コンクリート型枠、水力工学、および優れた耐水性と耐候性が必要なその他の場所で使用されます。 |
| クラスII（NS）耐水合板 | WR | 冷水浸漬可能、短時間熱水浸漬にも耐え、抗菌性もありますが、沸騰には耐えられません。尿素ホルムアルデヒド樹脂または同等の特性を持つその他の接着剤で作られています。 | 屋内 | 馬車、船舶、家具、建物などの内装や梱包に使用されます。 |
| クラスIII (NC) 耐湿合板 | MR | 短時間の冷水浸漬が可能で、通常の条件下での屋内での使用に適しています。樹脂含有量の低い尿素ホルムアルデヒド樹脂、血液接着剤、または同等の特性を持つその他の接着剤を使用して接着して作られています。 | 屋内 | 家具、梱包、一般建築目的に使用される
|
| (BNS) 非防湿合板 | INT | 屋内での通常使用においては、一定の接着強度を持っています。豆膠または同等の性質を持った接着剤で貼り合わせたもの | 屋内 | 主に包装や一般用途に使用されます。茶箱は豆糊合板で作る必要があります |
| 注: WPB - 耐沸騰水性合板。WR - 耐水性合板。MR - 耐湿合板。INT - 耐水性合板。 | ||||
合板の分類用語と定義 (GB/T 18259-2018)
| 複合合板 | コア層（または特定の層）はベニヤまたは無垢材以外の材料で構成され、コア層の各面にはベニヤコンポーネントの少なくとも 2 つの織り交ぜた層が接着されて人工ボードを形成しています。 |
| 対称的な 構造用合板 | 中央層の両側の単板は、樹種、厚さ、組織方向、物理的および機械的特性の点で同じ合板に相当します。 |
| 合板用 一般的な使用 | 一般用途の合板です。 |
| 特定用途合板 | 特殊な用途に適した特殊な特性を備えた合板。（例：船舶用合板、耐火合板、航空用合板など） |
| 航空合板 | カバなどの樹種の単板とフェノール系粘着紙を組み合わせてプレスした特殊な合板です。（注：主に航空機部品の製造に使用されます） |
| 海洋合板 | フェノール樹脂系接着剤を含浸させた表面板と、フェノール樹脂系接着剤を塗布した芯板を加熱圧着して製造された耐水性の高い特殊合板の一種です。（注：主に船舶部品の製造に使用されます） |
| 難燃性 合板 | 燃焼性能は、レベル 1 要件の GB 8624 Β 合板およびその表面装飾製品の要件を満たしています。 |
| 虫に強い 合板 | 虫の侵入を防ぐためにベニヤや接着剤に防虫剤を添加、または防虫処理をした特殊な合板です。 |
| 防腐処理合板 | 化粧合板や接着剤に防腐剤を添加したり、製品に防腐剤処理を施すことにより、カビによる変色や腐敗を防ぐ機能をもたせた特殊な合板です。 |
| 合板 | 合板の合成原理に従って竹を原料として作られた合板。（注：竹合板、竹ストリップ合板、竹編合板、竹カーテン合板、竹複合合板などを含む） |
| ストリップ合板 | 竹合板は竹シートを構成単位とし、プリフォームに接着剤を塗布して作られます。 |
| スライバー合板 | 竹合板は竹ひごを構成単位とし、プリフォームに接着剤を塗布してプレスしたものです。（注：竹編合板、竹カーテン合板、竹ひご積層合板等を含む） |
| 織マット 合板 | 竹ひごを編み込んで竹マットに接着剤を塗布してプレスした竹合板です。 |
| カーテン竹 | 竹ひごを編んで竹のすだれを作り、糊を塗ってプレスした竹合板です。 |
| 複合 合板 | 竹合板は、竹シート、竹ひご、竹単板などの部材に接着剤を塗布し、一定の規則に従ってプレスして作られます。 |
| 木竹 複合合板 | 合板は竹や木材を加工した様々な板材を接着して貼り合わせたものです。 |
| クラスⅠ合板 | 煮沸試験をクリアした屋外使用可能な耐候合板です。 |
| クラスⅡ合板 | 63℃±3℃の熱湯浸漬試験に合格した耐水合板で、湿気の多い場所でも使用できます。 |
| クラスⅢ合板 | 乾燥試験に合格し、乾燥した状態で使用できる非耐湿合板です。 |
| インテリアタイプ 合板 | ユリアホルムアルデヒド樹脂接着剤または同等の性能の接着剤を使用した合板は、長期の水没や高湿度に耐えられず、屋内での使用に限定されます。 |
| 外装タイプ 合板 | フェノール樹脂系接着剤または同等の樹脂を接着剤として使用した合板は、耐候性、耐水性、耐湿性があり、屋外での使用に適しています。 |
| 構造用合板 | 合板は建物の耐荷重構造部品として使用できます。 |
| 合板用 コンクリート型枠 | コンクリートの型枠として使用できる合板です。 |
| 長粒合板 | 木目の方向が板の長さ方向と平行またはほぼ平行な合板 |
| 板目合板 | 木目の方向が板の幅方向と平行またはほぼ平行な合板。 |
| 多重合板 | 単板を5枚以上重ねてプレスした合板。 |
| 成形合板 | 特定の要件に従って接着剤を塗布したベニヤでスラブを形成し、特定の形状の型内でホットプレスすることによって作られる非平面合板。 |
| スカーフジョイント合板 | 木目方向に沿った合板の端を傾斜面に加工し、接着剤を塗布して合板を重ねて長くします。 |
| フィンガージョイント合板 | 合板の木目方向の端を指状のほぞに加工し、接着剤フィンガージョイントで合板を伸ばします。 |
投稿日時: 2023 年 5 月 10 日